新刊の書誌情報を公開しました


3月刊行の『スキー研究 100年の軌跡と展望』(日本スキー学会編)に続き、スポーツ分野の新刊が6月25日に発売となります。

後藤貴浩(著)
『サッカーピラミッドの底辺から--少年サッカークラブのリアル』

内容の紹介は、下記をご覧いただければ幸いです。
https://www.douwashoin.com/%e3%82%b5%e3%83%83%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%83%94%e3%83%a9%e3%83%9f%e3%83%83%e3%83%89%e3%81%ae%e5%ba%95%e8%be%ba%e3%81%8b%e3%82%89/


今回も、良い本の出版に携わることができて幸せです。


選手・指導者としてサッカーに人生を賭けてきた著者が、一方でスポーツ社会学者として、地域の人と暮らしという観点から、スポーツの意味、未来のあり様を問い直しています。
これは、サッカー、スポーツに限らず、日本社会のすべての領域(音楽も!)に言えること。
共鳴しながら編集作業を進めてきました。

編集部での校正刷の作業がすべて終了し(校了)、印刷所での作業に移るころ、オンライン上で、取次・書店(ネット書店を含む)に向けて最終的な書誌情報を公開する手続きがあります。
公開と同時にネット書店では予約受付が始まり、図書館流通センターからも程なく、最初の発注が届きます。

校了と書誌情報の公開と。この時期が最大の山場。
終えるとようやくひと息、どっと疲れが出ます。

でも、疲れているのに気持ちのほうは、校了に向けて集中してきた緊張感がなかなかほぐれず、そして本が新しく出来てくるワクワク感で、興奮状態。

数日間は、疲れと興奮がせめぎあって、どうにも落ちつかない日々を過ごします。

やらねばと次の仕事に手をつけるものの、能率の悪いことこの上ない。

 

よし、休もう。

不義理と、仕事の遅れへの申し訳なさはとりあえず脇に置く。

新しい本の校了をしみじみ喜び、未来に向けてきっと大きな反響を呼ぶことを確信しながら、しばらく、幸せな時間に浸ることにします。