『オルケゾグラフィ』書評もうひとつ


「日本チェンバロ協会 年報 2021」(5月10日刊行)の書評に、トワノ・アルボーの『オルケゾグラフィ』が取り上げられました。
評者は平山詢子さんです。

 

評者の平山絢子さんはチェンバロの演奏家であり、バロックダンスの舞踏家としても活動されています。
『オルケゾグラフィ』の内容を丁寧に紹介し、邦訳や解説の細部の記述も取り上げて、音楽家・舞踏家の双方の視点からコメント・評価をして下さっています。

 

「本書の意義は、舞踏に関する基礎文献の全訳という意味にとどまらず、こうした細部--字面の訳出だけでは到底理解に及ばない、歴史的・文化的な背景--を明らかにした点にあると言えよう」

 

たいへん嬉しい評を、心より感謝申し上げます。

 

なお、日本チェンバロ協会年報は市販もされており、会員以外の方でも読むことができます。
特集記事、研究論文、インタビューや座談会、海外レポート、楽譜や録音物の紹介など読みごたえ十分、組版も大変美しい会誌で、筆者(片桐)は2013年の創刊号から愛読しています(刊行後1年経った号は協会サイトからPDFもダウンロード可能)。

今号では初めて、巻末に、小社の出版物の広告を出校しております。
音楽書を出版し始めた当初から出校のお誘いを頂いていましたが、刊行点数が少ないこともあり、これまで実現できませんでした。
その意味でも大変嬉しい、最新号です。

 

*日本チェンバロ協会サイト

https://japanharpsichordsociety.jimdofree.com/

*年報は市販されています。下記はhontoの販売サイト。

https://honto.jp/netstore/pd-book_30964706.html

*『オルケゾグラフィ』チラシ