ブログ再開


久しぶりにブログを更新します。

この数か月、「嬉しい悲鳴」ではありますが多忙に過ぎ、加えて、思いがけない事故で大ケガをしたりして、いまだに仕事の遅れでご迷惑をおかけしております。しかしこれ以上、ブログもSNSもだんまりを決め込むわけにはいかず……… 意を決して(?)再開です。

8月は小社の期末、2018年12月に事業承継・法人化してから5期目の決算を迎えます。
この1年、刊行した新刊は7点。作業が比較的楽だった改訂版を除くと、実質は6点というところでしょうか。いずれにしてもこの5年で最多の刊行点数となりました。事業承継後の社内インフラの整備が進み、編集制作により多くのエネルギーを注げる環境が整ったということかもしれません。

この1年の出版界全体の状況として、(1)2022年初秋から返品が増大。そして閉店する書店がますます増加。建替・再開発による閉店もありますが、コロナ禍の影響も広く深いことを感じずにいられません。(2)同じ頃から、用紙・印刷の経費が何度かにわたって値上がり。運送費も。コロナさえ脱すればと思っていたのに戦争とは、全くもう! でも要因はそれだけではないので、今後も好転は望めないことは覚悟しないと、といったところです。

出版したいと思う本の傾向からして、会社のサイズはできるだけ小さく保つことを考えていました――たとえ苦しくても、侮られることがあっても。全体状況を考えるとそれは確かに正解なのですが、ただし、仕事の遅れでご迷惑をかけるのは良くない。改善を急ぐべきなので、6期目は次の5年に向かっての基礎を作りたいと思っています。(片桐)