バレエを真の芸術に ーノヴェールの願い


昨日 4/29 は、ジャン・ジョルジュ・ノヴェールの誕生日でした。
 
1727年、パリ生まれ。
1810年、サン・ジェルマン・アン・レにて死去(83歳)。
18世紀中ごろに起こった「バレエ改革」に大きな役割を果たしたダンサー・振付家・舞踊理論家です。
アントワネット妃のもと、パリ・オペラ座のメートル・ド・バレエも務めました。


モーツァルト(1756-1791)を彷彿させる、旅から旅への激動の人生。
 
その多忙な日々のなか執筆された「舞踊とバレエについての手紙」は、1760年の初版刊行後またたくまに各国語に翻訳され、その後の舞踊の歴史を変えました。
 
ノヴェール自身も増補・改訂の筆を止めることなく、死の前年にも新しい版が出版されています。
 

舞踊をもっと美しく、もっと表現力の豊かな「芸術」に!
 
行間から立ちのぼるノヴェールの、執念とも言える情熱が、読む者の心を揺さぶります。
 
 
ノヴェール生誕を記念する「4月29日 国際ダンスデー International Dance Day」について:
https://www.international-dance-day.org/