室靖治(著)
『「記録の神様」山内以九士…』
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室靖治(著)『「記録の神様」山内以九士と野球の青春』
プロ野球のはじまりのころ、「記録」と「規則」の整備に力を尽くした山内以九士(やまのうち・いくじ)の評伝です。
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表紙の写真は、山内以九士が1954年に自費出版した『打率早見表(ベースボール・レディ・レコナー』。山内自身が愛用した初版で、使い込んで革表紙がボロボロになっています。
ポケットサイズ、総頁362頁、活版印刷。
約70万の数字がびっしり並んでいます。
組版は資金難で工場に頼めず、職人2人を個人宅に呼んで作業を始めました。組版に使う鉛の活字は、「AB」(打数)、「H」(安打)、それに「0」から「9」までの13個だけ。
ところが植字工が何らかの事情で続けられなくなり、山内自身が組販作業をすることに…
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苦労の末にできあがったレコナーは、来日した大リーグ関係者にも絶賛され、海を渡りアメリカでも活用されました。