ニュースレター music 2022年11月18日配信号


あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

小社では昨2022年秋より、オンラインショップをご利用頂いた方を中心に、ニュースレターの配信を始めています。
音楽とスポーツの2ジャンルで、読者のご関心もずいぶん違うことと思い、music と sports の2種類の内容となっています。

2023年の初配信は本日正午を予定。

同時に、配信済みの前号をこのブログにアップしていくことにしました。
業務繁多につき頻繁な配信がなかなかできず、いささか旧聞に属する記事もありますが…

今年もゆったりペースでお送りしてまいります。
配信をご希望の方はどうぞ下記からお申込ください。

https://www.douwashoin.com/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%82%AC%E7%94%B3%E8%BE%BC%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0/


【ニュースレター music 2022年11月18日配信号】


こんにちは。道和書院です。

今月の新刊2点ができてきました!
現在、ご注文を頂いた書店さん、卸会社さんへ、続々と出荷しています。


■新刊(1)ドイツ・バロックの奇才・マッテゾンの最初期の著作

1713年刊のこの本、当時増え続けていた、市民の音楽愛好家、アマチュア音楽家に向けた「音楽入門」。
楽譜の基本的な記号、読み方、その意味。さまざまな楽器。イタリア・フランスの音楽とドイツ音楽の違い。
音楽について「知るべき」とマッテゾンが考えた話題が、てんこもりです。
それはとりもなおさず、当時の音楽界の「常識」と「最先端」を映し出す鏡でもあるでしょう。

詳しい内容、目次などぜひこちらを ↓
https://douwashoin-books.shop/items/63646abec808a43a59b40b5c


カバーは、マッテゾンが活躍したハンブルクを描いた銅版画。
隆盛を誇ったこの街が、新時代の聴衆を育て、マッテゾンなど多くの音楽家・芸術家を生み育てていったのでは…。
そう思って、訳者の村上曜さんに「装画になるような、何か良い素材はないでしょうか」とお願いして、探して頂いたものです。

全体にシックな装幀になっていますが、銅版画をよくよく見ればびっしりと建物が建ち並ぶ大都会。そのパワーが、この本を生み出した源泉と感じます。

装幀:高木達樹


■新刊(2)フランス・バロックの最重要の舞踊理論家・ノヴェールの主著

マッテゾンよりも半世紀ほど後のパリに生まれたノヴェール。
こちらは、生涯にわたって旅から旅へ。モーツァルトと同じように、当時のヨーロッパの重要な文化都市を渡り歩き、その地のバレエ界の向上に力を尽くし、多数の後進を育てた人物です。

こちらの装画は、ノヴェールの弟子ドーベルヴァルが踊る舞台を活写した銅版画です。

詳しい内容はこちら ↓
https://douwashoin-books.shop/items/63646b3f211ac34ff11d2f35


音楽と舞踊はもともと一体の芸術。
今はまるで別の世界のように、愛好家も、研究も、分かれてしまっている様子なのが残念です。

道和書院は、もう一つの柱としてスポーツ関連書も刊行しています。
身体を極限まで研ぎ澄まして最高のパフォーマンスを行う。
スポーツも、身体を使う芸術も、その点では同じです。
今後も、舞踊に関する書籍の刊行をと願っています。

こちらも装幀は、高木達樹さん。


■バルトルド・クイケン来日公演 2022(終了)

(後日記)

主催者の方々のご好意により、道和書院刊行のクイケンさん著書を、4公演すべての会場で販売することができました。
ありがとうございました。