コロナ禍の日本で


ブログを始めることにしました。

 

本をつくる場なのに「アトリエ」は変かもしれませんが……
子ども時代、絵描きの父のアトリエの片隅で、本を読んだり絵を描いたり昼寝したりして育ち、それが今の自分の「根」になっています。
どんなに忙しくとも、季節ごとに変わる陽光、吹き抜ける風を感じながら、日々を過ごしたい。
そうして人間らしさを失わずにいることが、だれかの心の糧となる本、未来を少しでも佳い方向に変える力をもった本をつくることにつながるのでは。
そういう願いを込めて、「アトリエ」と名付けました。

 

この春、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)が世界を席巻し、経済活動や人々の暮らし、子どもの教育の場など、社会のすみずみまで打撃を与え、その影響ははかりしれません。
「戦争」の比喩も決して大げさではないのだと実感する日々。

 

2020年の年が明けたとき、東京オリンピックが延期になるとは、誰が予想したでしょうか。
そして、仕事のうえでも、自分や家族のいのちでさえも、「なんとか生き延びよう」という言葉が、本気で行き交うようになるとは。

 

一日も早く、事態が終息することを祈りつつ……