楽譜から音楽へ

バロック音楽の演奏法
■著者 バルトルド・クイケン
■訳者 越懸澤麻衣
■発行年月日 2018年1月31日
■体裁・総頁 四六判上製カバー装/本文216頁+カラー口絵1頁
■ISBNとCコード 978-4-8105-3001-8 C3073
■価格(税別) ¥2,300

■内容紹介

音楽の光を映し出す鏡として

演奏家のなすべきことは何か?
楽譜から何を読みとり 何を聴き手に届けるのか?

古楽をめぐる18のテーマから、演奏の真髄を語る。

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初の著作 The notation is not the music (2013) 待望の日本語訳。
ピッチ、音律、テンポとルバート、リズム、フレージング、アーティキュレーション……
古楽のキーワードを軸に、バルトルド・クイケンが長年にわたる研究と実践のエッセンスを語る。

さりげなくシンプルな、しかし示唆に富んだ深い言葉は、まさに彼の音楽そのもの。
古楽から転じて未来の音楽を啓示する、奇跡の書。

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■目次

【目次】

第1章 基礎をなす哲学

第2章 研究への私の道

第3章 楽譜の限界

第4章 楽譜とその解読、演奏

1)ピッチ

2)音律

3)テンポとルバート

4)リズム

5)フレージング

6)アーティキュレーション

7)強弱

8)編成-楽器の選択-編曲

9)通奏低音

10)装飾

11)カデンツァ

12)即興

13)手稿譜、印刷譜、改訂、モダン・エディション

14)聴衆の態度

15)演奏者の態度:アマチュア vs プロ/コンパス/古楽へのさまざまなアプローチ

16)感情[エモーション]と情念[アフェクト]

17)鏡

18)真正性[オーセンティシティ]の二つの概念

第5章 展望

参考文献・索引

■著者・訳者紹介