柔道実技指導のヒント

初心者・生徒を安全に指導するために
■著者 尾形敬史小俣幸嗣
■発行年月日 2011年6月
■体裁・総頁 A5判並製
■ISBNとCコード 978-4-8105-2117-7
■価格(税別) ¥1,200

■内容紹介

中学校の体育教師への柔道実技講習で出された現場の疑問に答えた指導書。「指導内容・計画」「準備運動・受け身」から「立ち技」「寝技」「乱取りと試合」「指導技術」まで、細部にわたり丁寧に解説。柔道の経験が全くないか、大学の授業でしか行ったことがない指導者でも、安全な指導や的確な指示が行えるよう配慮しています。

[著者プロフィール]
尾形敬史(オガタタカシ):茨城大学教授。柔道八段。小俣幸嗣(コマタコウジ):筑波大学教授。柔道八段。(本書刊行時のデータ)

■目次

1 指導内容・計画
 1)実施時期はいつがよいか?
2)指導時間と取り上げる内容の関連は?
3)男女共習の場合に注意すべきことは?
4)女子生徒の特性に合わせた指導とは?
5)正しい柔道衣の着方と礼法は?

2 準備運動・受け身
 1)興味を持てる準備運動とは?
2)柔道における補助運動とは?
3)受身の考えかた
4)受身のいろいろな方法とは?
5)技による受身で考えるべきこと

3 立ち技
 1)組み方で注意すべきことは?
2)どの技を最初に教えたらよいか?
3)投技の体さばきで考えたいことは?
4)投技に対してどのように応じたらよいか?
5)「打込」とその方法について
6)左技、右技とは何か?
7)技の連絡を教える時に必要なことは?

4 寝技
1)固技の技術とは何か?
2)寝技をいつから始めたらよいか?
3)寝技の開始方法にはどんなものがあるか?
4)寝技の逃れ方と返し方は?
5)寝技の乱取りにはどのような注意が必要か?
6)寝技の約束練習の方法は?

5 乱取りと試合
1)左右の施技で生じる問題とは?
2)立ち技の乱取を安全にさせるには?
3)「参った」の合図を最初から教える
4)簡易な試合の具体的な方法は?
5)試合を安全に行うためには?
6)返し技にはどんなものがあるか?

6 指導技術
1)初心者は何がわからないか?
2)初心者への向き合い方は?
3)技を師範する場合に注意することは?
4)効果的な指示言語にはどんなものがあるか?
5)類似技をまとめて教える
6)「受」の側が注意することは?
7)技がうまくできないときは、どこをみたらよいか?

■著者・訳者紹介