オルガンの芸術〈第2版〉

歴史・楽器・奏法
■監修者 一般社団法人日本オルガニスト協会
■編著者 松居直美廣野嗣雄馬淵久夫
■発行年月日 2023年5月10日(初版発行:2019年6月21日)
■体裁・総頁 A5判並製カバー装・408頁
■ISBNとCコード 978-4-8105-3012-4 C1073
■価格(税別) ¥3,600

■内容紹介

最新情報を盛り込んだ
待望の第2版!


人類の歴史とともに歩んだ2,000年余の歴史と、さまざまな文化のもとで花開いた多彩な音楽を描く。

執筆は第一線のオルガニスト、ビルダー、研究者18名。

■目次

第1章 オルガンとは
1 オルガンのしくみ(廣野嗣雄)
2 鍵盤からパイプまで(廣野嗣雄)
3 音色を変えるには(廣野嗣雄)
4 ストップの基礎知識(馬淵久夫)
5 オルガン用語(馬淵久夫)

第2章 オルガンの構造と作りかた
1 オルガンができるまで(廣野嗣雄)
2 パイプ(横田宗隆)
3 風箱(横田宗隆)
4 送風装置(横田宗隆)
5 鍵盤(須藤宏)
6 アクション(須藤宏)
7 ストップ・アクション(須藤宏)
8 補助装置(須藤宏)
9 デザインとケース(須藤宏)

第3章 オルガン演奏の基礎
1 音楽を読む(廣野嗣雄)
2 鍵のタッチとリリース(廣野嗣雄)
3 フレージングとアーティキュレーション(廣野嗣雄)
4 レジストレーション(今井奈緒子)
5 デュナーミク(強弱法)(今井奈緒子)
6 アゴーギク(速度法)(今井奈緒子)

第4章 オルガンとその音楽の歴史
1 起源から西ヨーロッパ中世盛期まで(馬淵久夫)
2 中世後期とルネサンス(馬淵久夫)
3 イタリア(金澤正剛・浅井寛子)
4 ネーデルラント(Jean-Philippe Merckaert)
5 スペイン(Andres Cea Galan)
6 フランス(馬淵久夫・深井李々子)
7 ドイツ(松居直美・廣江理枝)
8 オーストリア・東欧諸国とスイス(小林英之・馬淵久夫)
9  イギリス(Scott Shaw)
10 アメリカ合衆国(Steven Dieck)
11 その他の地域(松居直美・小林英之)
12 19~20世紀の演奏様式(廣野嗣雄・馬淵久夫)

第5章 日本のオルガン史
1 キリシタン時代(深堀彩香)
2 明治時代~第二次世界大戦(千田寧子)
3 第二次世界大戦後の復興期(馬淵久夫)
4 オルガン文化の受容と同化(馬淵久夫)
5 日本のオルガン作品(保田紀子)

[付]
オルガン史年表
作曲家とビルダー 地域別・年代別一覧
人名索引
事項索引

■著者・訳者紹介

一般社団法人日本オルガニスト協会
パイプオルガンを演奏する専門家の集まる任意団体として1973年に発足。オルガニストの連絡を密にし,日本におけるオルガン音楽の発展をはかることを目的に,オルガンに関する新人演奏会,コンクール,公開講座などを主催し,機関誌JAPAN ORGANISTなどの刊行を行う。2016年10月,一般社団法人となる。全国に3支部(東日本支部,関西支部,西日本支部)を有し,現在,会員数600余。