チェロの100年史

1740~1840年の技法と
演奏実践
■著者 ヴァレリー・ウォルデン
■訳者 松田健
■初版発行年月 2020年4月予定
■体裁・総頁 A5判並製 400頁予定
■ISBNとCコード 978-4-8105-3003-2 C1073
■価格(税別) ¥3,800
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■内容紹介

伴奏のための楽器から、重要なソロ(独奏)楽器へ――
チェロが、現在のチェロとなるまでの
波乱万丈の物語。

ボッケリーニ、デュポール兄弟など
名手たちがこの楽器で成し遂げた革命、
演奏習慣の変化など、
この楽器の歴史の最も重要な100年を詳細に描きます。
譜例、図版多数。索引つき。

[原書]
Valerie Walden, 1998, One Hundred Years of Violoncello: A History of Technique and Performance Practice, 1740-1840, Cambridge University Press.

[著者]
ヴァレリー・ウォルデン(Valerie Walden)
ニュージーランドのオークランド大学より音楽学の博士号を取得。現在、米国カリフォルニア州のセコイア・カレッジのチェロ教師。独奏・室内楽・管弦楽などで活発に演奏活動を続けている。『ニュー・グローブ音楽辞典』で32項目を執筆、専門誌に多数の記事を執筆。

[訳者]
松田健(Takeshi Matsuda)
関西外国語大学教授(社会学)。著書に『テキスト現代社会学』(ミネルヴァ書房)、訳書にウィリアム・ウェーバー著『音楽テイストの大転換』(法政大学出版会)など。チェロを山口香子、竹内良治、Marion Davies、Leopold Teraspulsky、Eric Bartlettに師事、バロックチェロを懸田貴嗣に師事。1990年代前半に米国マサチューセッツ大学アマースト校のPerforming Arts Divisionでチェロ講師を務めた。

 

■目次

〈抜粋〉

第1章 チェロ奏者と演奏流派
イタリア、フランス、英国、オーストリア、ドイツ、東欧

第2章 ヴィオロンチェロ、弓、記譜法の発達

第3章 弓の持ち方と楽器の構え方
アンダーハンドとオーバーハンド、独奏と伴奏、左手の置き方、親指ポジション

第4章 フィンガリング技法の発達
1785年以前の親指を使わないフィンガリング、親指ポジション

第5章 ボウイングの方法とその実践
ダウンボウ、デタッシェ、スラー、アルペジオ、バトリ、ブリジュア、バリオラージュ、オンデッジアンド、ピケ、ポルタート、スタッカート、マルテレ、ソティエ、スラー・トレモロ、ダブルストップ、複数弦コード

第6章 特殊効果
ダイナミクス、ハーモニクス、ピッツィカート、スコルダトゥーラ、コン・ソルディーノ、スル・ポンティチェロ、オンデュレ、ヴィブラート、ポルタメント

第7章 装飾法のきまり
トリル、連続シェイク、アッポジャトゥーラ、モルデント、ターン、即興演奏

第8章 伴奏の奥義
リズム、拍節、テンポの統制、装飾音、和声に関する規則、レチタティーヴォの伴奏

第9章 美学とスタイルの諸要素
「よい」音楽の目的、どうやって「よい」音楽を実現するか