地域生活からみたスポーツの可能性

暮らしとスポーツの社会学
■著者 後藤貴浩
■体裁・総頁 四六判並製
■本体価格(税別) 2800円
■ISBNとCコード 978-4-8105-2129-0
■初版発行年月 2014年9月

■内容紹介

私たちは、地域における人びとの生活とスポーツとの関係や、その社会的意味について、十分に理解してきただろうか? スポーツの拡大・拡散という側面に重心を置いてきた地域スポーツ振興政策・研究の裏側で、地域の人びとの生活とスポーツの関係はどのように変化し、また、変化しなかったのか。実態に即して考察する。

[著者プロフィール]
後藤貴浩(ゴトウ タカヒロ):熊本大学教育学部准教授。スポーツ社会学、地域社会学専攻、公共政策学博士。(本書刊行時のデータ)

■目次

序章 なぜ、いま、”生活とスポーツ”なのか
1)はじめに
2)生活に着目するということ
3)生活を分析するということ
4)生活構造分析から生活論へ、量的調査からモノグラフ法へ

第1章 農山村の生活構造とスポーツ:熊本県阿蘇郡小国町を事例に
1)事例地の概要
2)生活構造分析の手続き
3)小国町における生活構造の変容過程
4)小国町住民の生活構造とスポーツ実践の関係
5)農山村生活者の生活構造とスポーツ

第2章 ライフコースとスポーツ:熊本県阿蘇郡小国町・上益城郡御船町を事例に
1)生活構造分析への動的視点の導入
2)調査の方法
3)戦後の体育・スポーツと国民生活の動向
4)コーホート別スポーツ実践の特徴
5)生活歴の概要
6)ライフコースとスポーツ

第3章 障害者の生活構造とスポーツ:熊本県A町を事例に
1)本章のねらい
2)分析の手続きと調査の方法
3)A町と障害者の概要
4)障害者の生活構造とスポーツの関係
5)障害者とスポーツの出会いと実践:ライフヒストリー分析を通して

第4章 混住化地域の生活構造とスポーツ:熊本県菊池郡大津町を事例に
1)事例地について
2)混住化社会の分析と調査の方法
3)大津町住民の生活構造
4)各地区の生活構造の変容過程
5)各地区のスポーツ実践の様相
6)混住化地域における生活構造の変容とスポーツの関係

第5章 地域組織活動とスポーツ:熊本県阿蘇郡小国町を事例に
1)本章のねらいと方法
2)小国町の生活組織と地域組織活動
3)小国町における伝統的体育行事
4)日常的な関係性を継承するスポーツ

第6章 農山村における地域スポーツ組織の社会的意味:大分県日田市中津江村を事例に
1)本章のねらい
2)中津江村の地域社会構造と生活
3)地域組織活動における青年たちの関係性
4)農山村社会における地域スポーツ組織の社会的意味

第7章 少年サッカークラブの変遷過程と指導者の生活:熊本県熊本市を事例に
1)本章のねらい
2)調査の方法と対象
3)熊本市における少年サッカークラブの状況
4)熊本市における少年サッカークラブの変遷過程
5)少年サッカー指導者の生活歴
6)指導者の生活から捉える少年サッカークラブ

終章
1)地域の生活とスポーツの可能性
2)これからの地域スポーツ研究と本書の課題
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