危機と人格形成

スポーツ競技者の同一性形成
■著者 中込四郎
■体裁・総頁 A5判上製カバー装・336頁
■本体価格(税別) 4369円
■ISBNとCコード 978-4-8105-1048-5 C3011
■初版発行年月 1993年11月

■内容紹介

「スポーツ経験は、アスリートの人格形成とどのように関わるのか?」
一般向けのメディアでは取り上げられやすいテーマだが、実は、従来の体育・スポーツ心理学研究においては、この問題に正面から向き合い、解決をしようとする試みは、必ずしも多くない。
スポーツカウンセラーとして多くの競技者との面接経験をもつ著者が、「危機」と「自我同一性形成」という2つのキーワードをもとに、「スポーツ経験と人格変容・形成」の研究はどうあるべきか、実際の心理臨床の現場にフィードバックできる研究成果を目指して、綿密に考察する。5つの事例検討を付す。

■目次

第1章 序論
 第1節 スポーツ経験による人格変容・形成に関する先行研究の概観
 第2節 人格変容・形成を説明する研究アプローチの課題
 第3節 青年期の発達課題としての自我同一性形成
 第4節 人格変容要因としての危機

第2章 目的

第3章 スポーツ競技者の同一性形成の特徴
 第1節 ロールシャッハ反応からみたスポーツ環境の心理的把握
 第2節 Marcia の同一性地位面接から検討した同一性形成の特徴
 第3節 同一性形成における「スポーツ競技者としての同一性感」の役割
 第4節 スポーツ競技者の同一性形成に影響を及ぼす2つの変数

第4章 スポーツ競技者の生育史における危機的場面

第5章 危機的場面での相互性の程度と自我同一性の達成度ならびに自我機能との関係
 第1節 危機様態尺度の開発
 第2節 相互性からみたスポーツ競技者の危機領域の特徴ならびに自我同一性達成度との関係
 第3節 危機様態における相互性の程度と対象表象の関係
 第4節 危機様態における相互性の程度と自我の強さ

第6章 スポーツ場面の危機様態と同一性形成における対処行動パターンの類似性
 第1節 危機様態尺度の改良、ならびに職業決定に関わる尺度の開発
 第2節 スポーツ場面における危機様態の職業決定での対処行動パターンの類似性

第7章 事例による検討:同一性危機を呈したスポーツ競技者の過去の危機様態

第8章 総括

 

 

 

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