養護教諭の職務と法的責任

判例から学ぶ法リスクマネジメント
■著者 菅原哲朗入澤充
■体裁・総頁 A5判並製・256頁予定
■本体価格(税別) 2400円
■ISBNとCコード 978-4-8105-2134-4 C3073
■初版発行年月 2018年5月

■内容紹介

積極的に自信をもって日々の仕事を遂行できるように。
いざという時にしっかりと対応できるように。

体育授業や課外活動でのスポーツ事故。突然の病気やケガ、食物アレルギー、
熱中症など各種の学校事故。さらには教職員のメンタル面でのサポート、保護
者のクレームまで……
養護教諭が日々対応を迫られる課題は多岐にわたる。

その中から不幸にも裁判となった事例を紹介し、スポーツ法学・教育法学の専
門家・弁護士がていねいに解説。

養護教諭のしごとに関連する法令とそのキーポイントをつかみ、日ごろから何
を心がけ、万一の時には何に注意を払うべきか、養護教諭にとっての危機管理
(リスクマネジメント)を考える。

スポーツ指導者、学校管理職にも。
危機発生等発生時対処要領(学校危機管理マニュアル)作成のヒントに。

・Q&A「こんなときどうしたら?」
・キーワード索引
・資料:学校保健安全法と同施行令・施行規則

◆読者対象
養護教諭 保健主事 学校管理職 スポーツ指導者 体育科教諭

◆キーワード
学校事故 学校スポーツ事故 学校経営 危機管理 事故予防
学校保健安全法 危機等発生対処要領 学校給食アレルギー
エピペン 救急処置

■目次

はじめに(菅原哲朗)

第1章 養護教諭と学校保健安全法――判例から学ぶ①(菅原哲朗)

1 昼休み 児童同士の衝突事故
2 休憩時間 ガラス破片による死亡事故
3 給食の食器破損による眼のケガ
4 いじめと養護教諭の役割
5 生徒同士のトラブルによる負傷事故
6 教職員によるエピペン注射と医師法
7 急性心臓死
8 養護教諭の安全配慮義務とは


第2章 学校におけるスポーツ事故と養護教諭(菅原哲朗)

1  学校スポーツ事故
2  スポーツ事故の抑止と安全確保の指針
3  スポーツ事故の法リスクマネジメント
4  養護教諭の役割と救急処置
5  参考判例
 (1)体育授業 急な体調不良
 (2)体育授業 肩車中の尻もち
 (3)水泳授業 接触による負傷と脳梗塞
 (4)水泳テスト中の心不全
 (5)持久走大会 ぜん息による死亡事故
 (6)ホッケー試合中の負傷事故


第3章 Q&A「こんなときどうしたら?」(入澤充)

1 いじめ
2 子どもの貧困
3 部活動の付き添い
4 アレルギー
5 健康調査とプライバシー
6 生徒の体調異変と保護者への連絡
7 学校事故訴訟に備える
8 裁判に備えて保健に入る?
9 保護者のクレーム① 訴訟に発展させないために
10 保護者のクレーム② 校長の役割
11 校則と生徒指導の範囲
12 養護教諭と学級担任 職能と責務


第4章 広がっていく 養護教諭のしごと(入澤充)

1 教職員のメンタルヘルス
2 いじめ
3 体罰
4 生活指導
5 安全配慮とは
6 学校における▲危機管理{リスクマネジメント}の法理
7 危険予見・回避義務① 子ども同士のいたずら・ケンカ
8 危険予見・回避義務② 熱中症
9 危険予見・回避義務③ 子どもに「死にたい」と言われたら
10 施設・設備の安全配慮
11 アレルギー


第5章 養護教諭の職務と法的責任――判例から学ぶ②(入澤充)

1 プール事故
2 柔道部活動中の事故
3 林間学舎での転落事故
4 ソフトボール部活動中の事故
5 野球部暴行事件
6 テニス部活動中の熱中症事故
7 SNSへの書き込みによる停学処分後の自殺
8 野球部活動中の事故
9 バレーボール部 ネット巻き器顔面直撃負傷事故
10 ラグビー部紅白試合中の事故
11 体育祭騎馬戦落馬事故
12 学校の危機管理と養護教諭の職務


あとがき(入澤充)